こんにちは、ユーキです。
プログラミング学習をして、まず最初に出会う変数についてわかりやすく解説します。
変数とは
値を保存する箱と説明されることが多いです。その説明通りで、箱(変数)に値を入れて(これを代入といいます)、そのあとの処理で箱(変数)から値を取り出し使う、あるいは箱(変数)の中身を更新するなどをして、目的の処理に到達できるようにします。
ちなみに余談となりますが、最初に値を設定したら、それ以降、値が変わらない箱のことを「定数」と呼びます。
変数はプログラムを作っていくうえで、なくてはならない存在です。
もうすこし具体的な例を出して、説明してみたいと思います。
変数を使った簡単なコード
以下の処理をコード化するとしましょう。
A店で1000円の商品を購入し消費税は10%でした。つぎにB店で、800円の商品を購入し消費税は8%です。合計いくらになったかを変数sumに代入する。
このようなコードを書いてみました。
double sum = 0;
//A店での購入代金を加算
sum = sum + (1000 * 1.1);
//B店での購入代金を加算
sum = sum + (800 * 1.08);
まず、変数sumを宣言します(sumという名前の箱を用意する)。まずは計算前なので、値は0を入れておきます。
次に、A店での購入結果を求めて、結果をsumに代入します。今回の場合は「sum = 1000 * 1.1;」としても問題はありませんが、今回は変数の勉強のため、「sum = sum + (1000 * 1.1);」としています。
そして、B店での購入結果を算出し、先ほどの結果に加算をします。
これを図式化すると、こうなります。
sumという変数を使いまわして計算を行いましたが、これを別々の変数にして、処理を書くことも可能です。
double sum = 0;
//A店での購入代金を算出
double a = 1000 * 1.1;
//B店での購入代金を加算
double b = 800 * 1.08;
sum = a + b;
さらに別解して、一気に計算をしてしまうという手もあります。
double sum = (1000 * 1.1) + (800 * 1.08);
まとめ
今回の処理は簡単な処理のため、どういった書き方でもよいですが、処理が長くなるについて、変数を使わないと処理が書けません。
また、読みやすいコードを書くのにも変数は必要です。
はじめのうちは、変数を使わずに書ける処理が多いと思いますが、変数を使って、可読性の高い(読みやすい)コードを書くよう心がけましょう。